2018年の日本GP(グランプリ)が行われた、鈴鹿サーキット。
今年はここで、チーム「フェラーリ」のスポンサーである「フィリップモリス・インターナショナル」の新しいプロジェクトである『Mission Winnow』の白いロゴマークが発表され、フェラーリの新しい車体のカラーリングもお披露目されることになりました。
そこで今回話題となったのが、F1ドライバーのなかでも大人気のキミ・ライコネンの名言が掲載された「本」です。
言葉数が少ないことで知られるキミ・ライコネンの過去の発言が俳句風に生まれ変わり、冊子となりメディアに配布されたようです。
キミ・ライコネンのおもしろい名言
ライコネンの簡潔な物言いは彼の個性として多くのファンに愛されており、レース中の無線でも多くの迷言を残してきました。
過去にチーム「ルノー」に在籍していた頃の無線でのやりとりは、
ルノーのスタッフ「キミ、(後ろのアロンソとの)タイム差の情報とペースの情報を伝えるよ」
↓
ライコネン「ほっといてくれ。自分の仕事をわかっている」
また、別の場面でも、
セイフティカー出動中にライコネンは「4つのタイヤを温めるのを忘れないように」と言われると、
かなり腹を立て「はい、はい、はい、はい、どのタイヤもそうしている。途切れなく注意してもらう必要はない」と答えた。
不機嫌そうな言い方でも、確かにその通りなので ぐうの音も出ない感じですね。
ライコネンて見た目は格好いいのに不愛想、でも決して憎めない、とってもいいキャラしてます。
噂の「キミ・ライコネン俳句本」
そして今回配布された冊子の表紙には「WINNOW YOUR WORDS,KIMI’S BOOK OF HAIKU」というタイトルが。
初めのページにはキミライコネンのサインと共に
「The right words do not need others to mean something」
~的を射た言葉があれば、余計な説明は必要ない~
というメッセージがありました。
キミ、そのとおりだよ(笑)
冊子の中身を少しご紹介
「静かなラジオ
音出ない
当たり前だが
必要ない」
「電話
着信
鳴るのはイヤだ
しかし鳴る」
「ノーマル
皆普通
友達全て
ノーマルでない」
「フィンランド
夏になり
釣りができるが
冬はダメ」
「サーキット
狭いとこ
広いとこある
場所による」
「特別なヘルメット
拭いておく
良く見えるため
頭守る」
簡潔でわかりやすいですね(笑)
そして残念なことに配布されただけなので非売品です。でも、さっき確認したらオークションに出品されててショック受けました。4万えん・・・。なぜ売るのか・・・。
まだF1にそれほど詳しくないよっていう初心者のかたも、ライコネンには少しだけでも注目していてください、きっとこの先も面白い言動が見られると思います。
キミ・ライコネン引退か!?
さて、2014年から再びフェラーリに在籍していたライコネンですが、2018年でフェラーリとは契約終了のようですね。過去のF1休業や自由な雰囲気のライコネンの年齢を考えるとこれでF1引退か、と思われていました。
が、嬉しいサプライズ。2019年は「ザウバー」チームへの移籍することが発表されました。ザウバーはライコネンがF1デビューしたチームですので、古巣へ復帰ということになりますね。
復帰する「ザウバー」チームは、過去には日本人の小林可夢偉 選手が活躍していたチームでもあります。
2018年のザウバーは「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」という名称で車体カラーは白色。大きくアルファロメオのマークが入っています。
ちなみに1979年生まれのライコネン。2019年は40歳になっちゃいます。
ベテランだなぁ(笑)
2001年同期デビューで2つ年下の「フェルナンド・アロンソ」が2018年限りでF1引退(離脱)するので、フェラーリ時代のミハエル・シューマッハと同じシーズンを走った経験のある唯一のF1ドライバーにもなるようです。世代交代の感じがすごい。
40代の大人の色気でもっともっと女性ファンを増やすのでしょうかね。
これからの活躍にも期待大!!