2019年の注目ポイントのひとつに、
ロバート・クビサ選手がF1レギュラードライバーとして復帰!!という項目が挙げられます。
2019年にクビサ選手は良くも悪くも注目されると思いますので、
頭のすみにでも覚えていただければと思います。
ちなみに彼の呼び名は、
『クビサ』『クビカ』『クビツァ』などがありますが、
日本でよく呼ばれるのはクビサでしょうかね。
クビサは数年前、不死鳥と呼ばれていました。その理由も説明します。
なぜ休んでいたのか、理由とは?
そもそもクビサ選手は、なぜ休んでいたか??
その理由は、他のカテゴリーや別の競技をしていたから、という訳ではありません。
休業していた理由、それはケガです。それも大怪我。
事故で大怪我を負った為に、長い間休んでいました。
クビサ選手の事故
彼がケガをした事故について。
当時、彼はレース競技が好きで、F1とは別に、ラリーのレースにも出場していました。
そして事故が起きたのは、2011年2月。F1のレースがない時期でした。
ラリーのレース中、彼が運転するラリーカーがコントロールを失って、高速のままクラッシュしたのです。
ヘリコプターで病院に救急搬送され、数時間におよぶ大手術。
幸い命に別状はないとのことでしたが、
数ヵ所の骨折と、右腕に重度の損傷を負いました。
この右腕のけがは、神経までも傷を負っていました。
今後、レースを続けられるまで右手の機能が回復するのか、
とても気になっていましたが、はっきりとした報道はありませんでした。
ハンドルを握るレーサーにとっては致命的なものだと思えました…。
それでも8年の時が経ち、
2019年にウイリアムズのチームで、F1ドライバーとして復帰と聞いて、とても嬉しくなりました。
ちなみにケガは完全に治ったわけではないようで、
2018年、とあるメディアのインタビューでの受け答えでは、
『2011年のラリー中の事故で負傷した影響が右手に残っているが、それを左手でカバーできている』と語っていました。
F1レース中での大事故・大クラッシュ
ロバート・クビサ選手は、
ラリーでの事故以前にも、F1のレース中でも大クラッシュしたことがあります。
このときのクラッシュが、当時の私にはとても衝撃でした。
2007年のカナダGP(グランプリ)でのこと。
クビサ選手はレース中に、他車と接触してしまい、
時速220kmほどの早さでコンクリートの壁に衝突しました。
その衝撃は凄まじく、
タイヤは取れ、車体は回転しながらすごい速さで道路の上をすべっていました。
不死鳥のクビサ
カナダGPで、彼は大クラッシュしたにも関わらず、
軽い脳震盪(のうしんとう)と足首の捻挫だけで大きなケガはなかったのです。
事故の規模のわりに、ケガが少なかった要因として、車の高い安全性がありました。
近年のF1カーは安全面に配慮した、丈夫な車になっており、そのお陰で軽傷だったようです。
それでも医師たちの判断もあり、次のレースは休んでいました。
(ちなみに、この時に休んだレースで、代役として走ったのが、現在フェラーリのエースドライバーのベッテル選手)
大事故のあと、すぐに復帰をとげた姿に『不死鳥』というキャッチコピーが付きました。
が、この不死鳥にはまだ続きがありました。
2007年にカナダ戦で事故に遭った彼ですが、
なんとその翌年の2008年、同じくカナダ戦にて、クビサ選手はF1初優勝を飾ることができたのです。
まさに不死鳥、再び蘇ったのでした。
クビサの実力
2008年の初勝利もあり、
彼はいずれF1世界王者、ワールドチャンピオンになると言われていました。
同世代にはルイス・ハミルトン選手などがいます。
長期間F1を休んでいた彼にとって、2019年はF1第2シーズンのスタートです。
でも所属チームの車はおそらくそれほど速くはないかもしれません。
それでも彼には活躍してほしいと願ってしまう。応援していきたい。
できればこれからもロバート・クビサのドライビングを長く見ていきたいです。